インライン重複排除機能を搭載したストレージアプライアンスの最新版が登場。クアンタムストレージが自社で提供するクラウド環境へのバックアップ機能を提供する。
日本クアンタムストレージは2013年1月31日、重複排除機能を実装したストレージアプライアンス製品「DXi6802」を発表した。出荷は2013年2月を予定している。販売価格は1490万円(税別)〜。
同製品は独自の重複排除機能を持つストレージ製品群「DXi」のラインアップのうち、中〜大規模企業向け製品に位置付けられる。同製品群は利用データボリュームに即した従量課金方式で提供される。また、Symantec NetBackup AIRなどの機能と統合・対応しており、テープドライブへのダイレクトな書き込みが可能になっている。
同製品群は、別のDXi製品やクラウド環境(同社が提供するQ-Cloud)に対してレプリケートでき、バックアップやDR対応も対応しているほか、ディスク故障時のデータを保護するホットスペアドライブ機能や、スペアの容量を複数のドライブに動的に割り当てるダイナミックディスクプール機能などを備えており、企業向けの利用に適しているとしている。
今回発表となった新製品DXi6802では、各3TBの自己暗号化ディスクドライブを搭載しており、アプライアンス全体で13〜156TBを単一システムで管理できる。転送速度は16TB/時。
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