米オラクルは3月26日、ビッグデータ領域への活用などを狙ったミッドレンジとハイエンドのSPARCサーバの新製品を発表した。
米オラクルは3月26日、ミッドレンジとハイエンドのSPARCサーバの新製品を発表した。いずれも同社のSPARCプロセッサを搭載し、ビッグデータを最大限に活用できるコンピューティングパワーを必要とする企業ニーズへの対応を目指している。
ミッドレンジサーバのTシリーズ新製品には、世界最速をうたった16コアのマイクロプロセッサ「SPARC T5」を搭載。同サーバは「17項目で世界記録を達成した」としている。
「SPARC T5-8」についてはOracle DatabaseやOracle Middlewareなどの用途で「最速のシングルサーバ」と紹介し、IBM Power 780と比べたコストパフォーマンスの高さを強調している。
一方、ハイエンドサーバ新製品の「SPARC M5-32」は、大規模で複雑なワークロードとアプリケーションコンソリデーション用途向けに、大容量のI/Oとメモリを搭載。コストパフォーマンスは同等のIBMシステムに比べて2.5倍、速度は従来世代に比べて最大で10倍になるとした。米オラクルによるSPARC T5-8における、ベンチマークテストの主要な結果は以下の通り。
新サーバはいずれも共通する1つのコア、1つのOS、共通のシステム管理および仮想化ツールを搭載しており、クラウド構築のためのプラットフォームとして最適だと同社は説明している。
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