タッチデバイスで手軽にアプリを作れる新しい開発ツ−ルの概要や使い方を解説。プログラミングの基本も学べる連載です。今回は、自分で作らずに公開済み画像が使える「art」機能やTwitter/Facebookの検索、音声読み上げ機能の使い方、HTML5アプリとしてクラウド上に公開する方法を紹介します。
前回の「TouchDevelopでプログラミングを始めるための基礎知識」では、TouchDevelopで、グローバル変数の使い方やイベントハンドラ、カスタムコントロールの作成などをご紹介しました。前回まではTouchDevelopの旨味が少なく、どちらかというとプログラミングの基本を取り扱いました。
今回はTouchDevelopの旨味となる、オンラインリソースの使い方や便利なAPIなどをご紹介します。
アプリケーション開発のネックの1つに、画像リソースがないということをよく耳にします。自分で画像を作成できるのであれば良いのですが、なかなか難しいことでしょう。
TouchDevelopでは、TouchDevelop内であれば、他の開発者が公開しているリソースを自由に利用できる環境が整っています。早速利用してみましょう。
まず、Scriptの画面から[art]にある[+new]をタップします。
すると、「pic」という名前のPicture型のデータが作成されます。作成されたら、[search online art picture]をタップします。
すると、ダイアログが表示されるので、適当なキーワードを入力します。
今回は「girl」と入力しました。すると、検索に該当したリソースの一覧が表示されます。
利用したい画像をタップすると、このようにリソースが利用可能になります。
実際に画像をアプリ内に表示してみましょう。Script内で[art]をタップします。
すると、先ほど作成したpicが予測的オンスクリーンコードキーボードに表示されます。
タップして、post to wallして、実行してみましょう。
アプリ実行時に画像がダウンロードされます。
ダウンロードが完了するとアプリに画像を表示されます。
オンラインリソースの他にも、Bing検索や、ローカルリソースのアップロードなども可能です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.