シトリックス・システムズ・ジャパンは4月15日、報道関係者向けの説明会を実施。同社が買収したMDM(モバイルデバイス管理)製品「XenMobile MDM」と、「Citrix CloudGateway」を組み合わせた「モバイルソリューションバンドル」を説明した。
XenMobile MDMは、米シトリックスが2012年12月に買収した米Zenprise software社の製品。会社支給のモバイル端末や、従業員の個人端末を利用するいわゆるBYODの一元管理をサポートする。
具体的には、端末のプロファイルをあらかじめ設定し、「カメラ」や「スクリーンキャプチャ」など、利用させたくない機能を端末単位で管理することができる。端末紛失時には、リモートロックやデータの削除も可能だ。そのほか、アクセスさせたくないサイトを指定したり、アプリケーション利用も制限もできる。
シトリックス・システムズ・ジャパン 事業開発本部 プロダクトマーケティング部 シニアプロダクトマーケティングマネージャー 的場謙一郎氏は、「XenMobile MDMは端末単位で詳細な管理が可能なだけではなく、ダッシュボードから管理端末の詳細な状況を把握することもできる。従業員の利用状況を明らかにするうえでも利用価値は高い」と管理性の高さも強調した。
しかし、XenMobile MDMの管理方法は端末単位で制限を行うため、会社支給の端末を管理する際には有効だが、従業員の私物端末を管理するにはエージェントをインストールする必要があるなど、従業員の理解が必要な面もある。
そこで同社では、クラウド基盤製品「CloudGateway」との組み合わせによる「モバイルソリューションバンドル」を提案する。
CloudGatewayのMDXテクノロジーは、iOSやAndroidのネイティブアプリだけでなく、HTML5等で作られたWebアプリのデータをコンテナ化・暗号化することで、企業内データなどを隔離・保護するもの。コンテナ化・暗号化されているので、従業員の私物端末であっても、同一端末上にある個人用のアプリやデータから隔離することができる。
CloudGatewayではアプリケーション毎に「コピー/ペースト禁止」「カメラ利用禁止」「別アプリで開く禁止」「iCloud利用禁止」など細かい設定が可能であるため、より安全な管理が可能になるという。
的場氏は「MDMだけでは、なかなか差別化が難しい点もある。しかし、CloudGatewayやMe@Workなどシトリックスの他製品と組み合わせることで、さまざまな利用方法が提案できる。この部分で大いに差別化が可能だ。将来的には、XenMobile MDMとCloudGatewayなどを統合させていきたい」とモバイルソリューションバンドルの強みを説明した。
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