米Googleはサンフランシスコで開かれている年次開発者会議「Google I/O」のAndroidに関するキーノートで、クロスプラットフォームのシングルサインオン技術を紹介した。
米Googleはサンフランシスコで開かれている年次開発者会議「Google I/O」のAndroidに関するキーノートで、クロスプラットフォームのシングルサインオン技術を紹介した。
この技術を利用すると、Android端末のモバイル決済サービス「Google Wallet」とGoogle+のユーザーは、Webブラウザでいったんサインオンすれば、自動的にAndroidアプリのダウンロードやアプリへのサインオンができるようになる。
同社はこの技術をサポートするため、クロスクライアント認証機能を実装するための汎用APIツールを公開している。同ツールは特に、AndroidとWebアプリ間のクロスクライアント認証実現を意図しているという。
Android側では、「PlusClient」「GamesClient」「WalletClient」などのクライアントライブラリも、可能な限りサインオンを自動化する「コネクト」と呼ばれる機能を備えている。また、サーバサイドのコードでは、「Google+ Sign-In」などのライブラリを使えば、可能な限りユーザーにサインオンを繰り返させずに済むという。
一方、あまり自動化を望まず、ライブラリではなくHTTPレベルでGoogleのサービスにアクセスしたい場合や、Android端末上の複数アカウントへの対応をカスタマイズしたい場合でも、サインインを避ける方法はあるとGoogleは解説する。そうした機能をサポートするための低レベルプロトコルやAPIについても紹介している。
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