Timeline Cardをグループ化して1つに表示することも可能だ。どんな場合でもグループ化して1つのバンドルとして表示することが良いわけではないので注意が必要になる。
バンドルが成功する場合は、以下の3つ。
バンドルが適切ではない場合、以下の3つだ。
Timelineに表示されているTimeline Cardへの何らかのアクションを起こすときに利用するのがMenu Itemだ。例えば、テキストの読み上げや内容の保存などが挙げられる。Menu Itemにはシステム組み込みのものと、Glasswareごとにカスタムしたものの2種類がある。
もしカスタムしたMenu Itemを作成する場合には、下記に従うべきだ。
またシステム組み込みのMenu Item には2種類の「削除」がある。利用方法が違うのでユーザーが混乱しないように注意が必要である。
「Dismiss」の場合、Timelineからのみ削除され、Timeline Cardは時間の経過によって新しいTimeline Cardで置き換わる。そのため、「Dismiss」は通常使う機能として提供する必要がない。ユーザーにとって好ましくないアプリを管理したい場合にユーザーは「Dismiss」を利用するように設計するべきだ。
「Delete」の場合、TimelineからTimeline Cardと対応しているコンテンツの両方を削除する。
Google GlassではGoogle+のコンタクトにTimeline Cardのコンテンツを共有できる。適切なユーザーエクスペリエンスのために以下を守る必要がある。
GlasswareからユーザーのTimelineへ情報を更新するにはグーグルを通じて行われることになる。そのためGlasswareはGoogleに更新する情報をサブスクリプションする必要がある。
一方、ユーザーの位置情報の変更や、何らかのアクションがあった場合、Google Glassからグーグルに位置情報や行動情報が通知、Glasswareにはグーグルから連携される。
開発者のサービスが必要とする80〜90%のことはGoogle Mirror APIを利用すれば実現可能だが、残りの10%、つまりオフラインでも動作するアプリやハードウェアへの直接アクセスが必要な場合などは、GDKを利用することで実現可能だ。
GDKは今回のGoogle I/Oで初めて発表されたもので、公開されておらず、詳細はまだ不明である。
聴講者からの質問がたくさんあったが、気になったものをいくつか紹介する。
A.提供を検討している。しかし、Google Glassは今までのデバイスとは違い、装着した時ときのユーザーエクスペリエンスがとても重要であるため、エミュレータだけでは開発はできないと考えている。
A.アプリ開発側に自由を与えたいので今のところ自動ではリサイズしない。
A.今のところは「いつストアを出す」とはいえないが、プラットフォームの発展には必要なものなので、いずれは用意したい。
A.今のところできない。これからやりたいと考えている。
A.Timeline Card自体はUTF-8で文字セットも入れているので動作するはず。もし動作しないようならどこが動作しないか教えてほしい。
A.401や403を発行すれば、自動的にOAuthトークンをリフレッシュする。
A.このバージョンは開発者向けなので、消費者向けバージョンではもっとセキュアにする。
A.製品設計時に考察した。モニターが上にあるためモニターを見るときはアイコンタクトができなくなる。またカメラに関しては、ボタンに触るか、音声入力することになる。
動画撮影はライトが必ず点灯するので、すぐに分かる。また、目線と同じ方向にしか撮影されないので、撮影されている人はすぐに気が付くだろう。
A.GDKなどで制限する予定。
A.今後可能にする。
Google I/O 2013の基調講演ではGoogle Glassについて触れられなかった。これは出荷の準備が間に合っていないためと考えられる。しかしながら、Google Glassは非常に興味深いデバイスであるので、今後の情報に期待したい。
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