Apache Software Foundationは、Apache C++ Standard Libraryを活動停止プロジェクトにしたと発表した。また、Apache HTTP Server 2.0.65が公開され、今後2.0系のサポートは打ち切られる。
Apache Software Foundationは2013年7月18日、「Apache C++ Standard Library」を活動停止プロジェクトのレポジトリ「Attic」に移行させることを7月の役員会で決議したと発表した。これとは別に、Apache HTTP Server 2.0系では最後のバージョンとなる「Apache HTTP Server 2.0.65」が同年7月9日に公開された。今後、2.0系のサポートは打ち切られる。
Apache C++ Standard LibraryをAtticに移行した理由として、活動停滞を挙げている。Atticは、監修できなくなったり、リリースのための投票が集まらなくなったりしたプロジェクトのレポジトリ。参加者やコードベースを反映したものではないとしている。
同プロジェクトは2005年にスタートしたが、2008年5月1日に公開した「STDCXX 4.2.1」を最後に、活動は記録されていなかった。
一方、Apache HTTP Server 2.0.65には、セキュリティ問題やバグの修正が盛り込まれた。ただし、2.4系や2.2系で対応した問題を全て修正しているわけではないという。
今後は2.0系のメンテナンスが打ち切られることから、Apache Software Foundationでは2.0系のユーザーに対し、できるだけ早く2.4系または2.2系に移行するよう強く勧告している。
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