最近、機能強化のペースが速いGoogle+、Twitterを中心に、機能やサービスをプラスアルファすることで、さらに深く、便利に活用できる事柄を紹介しよう。
最近、インターネットを選挙運動に利用できるようになり、タレントだけではなく政治家もTwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)を広く活用するようになりました。古参のmixiも、登録ユーザーのコミュニティを生かし、コミュニティメンバー同士でグッズを売買するときに役立つ「mixiマイ取引」を始めました。
SNSの原点は人と人のコミュニケーションですが、各SNSが機能強化していくことで、今までになかったさまざまな活用方法が見いだされていることも確かです。
例えば、単なる知人や友人とのコミュニケーションの場だけではなく、宣伝広告のためのプラットフォームとしてSNSを活用している企業もあります。またIT業界でも、ソフトウェアや製品などの開発者とユーザーとのコミュニケーションの場として発展し、便利に活用されるようになってきました。
現在のようにSNSが広がりつつある以前も、クチコミや、知人の紹介という手段はあり、それらから得られる情報は、メディアや広告で見るのとはまた違った信頼を感じていたことでしょう。ソーシャルメディアでは、クチコミ以上に話題が伝搬するスピードが素早く、広範囲になったことが大きな特徴です。
今回は最近、機能強化のペースが速いGoogle+、Twitterを中心に、機能やサービスをプラスアルファすることで、さらに深く、便利に活用できる事柄を紹介していきます。
#FollowMeはツイートした内容から、自己紹介ムービーを自動生成してくれるサービスです。投稿した写真やVineの動画から分析抽出し、その人なりの個性的なプロモーション動画が生成されます。
Google+の写真投稿機能にオートAwesome機能が追加されました。背景が動かない似通った連続写真が5枚以上投稿されると自動でGIFアニメーションになったり、広範囲かつ、背景が重なった写真の場合は、パノラマ写真に自動変換されたりします。
一般的に活用されている上記の機能の他にも、複数の集合写真から全員が笑っている顔をピックアップして写真を合成したり、低露出の写真と高露出の写真の投稿から、ハイキーなHDR写真を生成したりする機能も持っているそうです。
この機能を利用するには、Google+の設定で「自動合成」に「ON」のチェックが入っている必要があります。
Twitterレコーダーモードは今後予定されている機能で、まだ現在は使えません。これは、スポーツ中継などのテレビ放送やイベントを録画した場合、放送中の実況タイムラインを後から録画放送を見ながら追いかけられる機能です。
ソーシャルメディアのタイムラインとともにスポーツ中継や、バラエティ番組、映画方法などを楽しむ方法が、実時間とは関係なく楽しむことが期待されます。
Google+ハングアウトは、ビデオ会議のみならず、ビデオ配信や、メッセージングも含め、さまざまな機能と連携し、よりコミュニケーションを密にしていきます。Google+ハングアウトの良質な音質は、長時間のビデオ会議でも脳が無理に音を補完して疲れたりぜずに使える印象があります。
ハングアウトと連携するアプリや専用のエフェクトも増えてきており、例えばCacooを活用すると、1つのホワイトボードを共有しているかのごとくコミュニケーションを促進できます。
Twitterのタイムライン上に写真や動画のプレビューを表示する「Twitter Cards」。その新機能「Lead Generation Card」では、ツイート内にクーポンなどを埋め込むことができ、興味を持ったユーザーがクリック/タップすると、操作したユーザー宛てにクーポンコードを送るなどの仕組みが作られました。
広告主にとっては、より低コストで顧客に情報を届けられそうです(参考:Twitter、「リードジェネレーションカード」を発表)。
「interactive-posts」(インタラクティブな投稿)は、Google+のタイムラインの中に、ユーザーに何か行動を促すためのボタンを用意できます。AndroidやiOS、Webアプリ向けのもので、さまざまな種類の行動ボタンが100種類以上も用意されています。
行動ボタンによって、招待に応じる、ソーシャルゲームのギフトを受け取る、友達を連絡リストに追加する、予定をカレンダーに入れる、質問に回答する、オークションで入札する、チケットを予約する、画面をキャプチャする、チャットを始める、その場所にチェックインする、ダウンロードする、エラーを報告する、曲を見つける、クチコミを書き込むなどなど、多種多様な機能を埋め込めます。
また、同様の機能はGmailでも行えるようになっていて(「Schemas in Gmail」)、Schema.orgの定義で、メール上でもアクションが行えるようになります。例えば、「myERP」というアプリは、すでにこの機能を活用しているようです。
従来、ある程度までしか過去のツイートをたどれませんでしたが、その不満の解消や、過去ツイートの分析などに役立つ機能が追加されました。
まず、アカウント設定から「全ツイート履歴をリクエストする」というボタンを押します。アーカイブをまとめる処理が完了したら、数分後に登録メールアドレスにダウンロード先のお知らせが届きます。
そして、HTML形式のファイルとしてまとめてダウンロードし、活用できるようになりました。月ごとの投稿数なども分かります。
Google+ Platform Insightsは、Google+に関するさまざまなユーザーの振る舞いを分析できます。ユーザーについてより細かく理解し、投稿の頻度や、ネット上でどのような振る舞いをしているのか、どのようなキーワードに反応するのかを調べるためにA/Bテストに活用することもできます。
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