ヤマハは2013年7月30日、同社のネットワーク機器を利用するネットワークエンジニア向けのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、「ヤマハネットワークエンジニア会『YNE』」の会員募集を開始した。
ヤマハは2013年7月30日、同社のネットワーク機器を利用するネットワークエンジニア向けのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、「ヤマハネットワークエンジニア会『YNE』」の会員募集を開始した。会員同士の情報交換に加え、実機での動作確認をリモートから行えるシステムなどを提供し、「ネットワーク技術者が集まる場」を作っていくという。
YNEは、ヤマハのネットワーク機器を取り扱うネットワークエンジニアが、会員同士、あるいはヤマハの開発者と交流し、情報交換を行うためのサービスだ。一般会員は無料で登録できる。将来的に、有料の正会員向けサービスも開発する予定だ。
ヤマハはこれまで、メーリングリストに始まり、ブログやTwitterなどを通じて情報交換とフィードバックの場を設けてきた。YNEではネットワークエンジニア同士のより親密な交流や共感、情報共有を支援していく。今後は、オンラインサービスだけでなく、リアルに集えるオフラインサービスなどを企画していく計画だ。
特徴は、情報交換にとどまらず、同社のネットワーク機器の機能/設定確認作業をインターネット越しに行える「遠隔検証システム(β)」を用意していることだ。ポータルサイトを通じて予約すると、1コマ3時間単位で、「RTX1200」「RTX810」「NVR500」「FWX120」といった機器を仮想ネットワーク上で動作させ、画面イメージを手元のPCに転送することで導入前の動作/設定検証を行える。
ヤマハによると、特に地方在住のエンジニアの場合、検証やトレーニング用の機器調達に苦労する場合が多く、中には自費で機材を用意していたケースもあったというが、遠隔検証システム(β)によってこうしたコストと手間、負担を省くことができる。当初は期間限定のサービスとなっている。
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