米Amazonは、モバイル端末などに向けて、Webアプリケーションを提供する。日本を含む200カ国で受け付ける。
米Amazonは2013年8月7日、Kindle Fireや一部のAndroid端末に向けて、Webアプリケーションを提供できるようになったと発表した。日本を含む200カ国で受け付けている。
開発者は、HTML5で制作したWebアプリや、モバイル端末に最適化したWebサイトを「Amazon Mobile App Distribution Portal」を通じて提出し、AmazonのAppstoreを通じてネイティブアプリとともに販売する。
Webアプリの最適化に必要なツールは「Amazon Web App Resources」で提供する。プロダクション風の開発環境でWebアプリの動作確認やデバッグができる「Web App Tester」が用意されている。そのほか、アプリ内課金を支援する「Amazon In-App Purchasing API for JavaScript」は、例えばゲーム内通貨や拡張パックといったサブスクリプションやコンテンツ販売の仕組みを構築するのに利用できる。
また、オープンソースのChromiumを基に開発した高速Webランタイムを新たに提供し、Kindle Fire上でWebアプリがネイティブアプリ並みの処理性能を発揮できるようにした。このランタイムは最新のHTML5やWeb機能をサポートし、標準装備している拡張機能を通じてオフラインストレージや位置情報センサにアクセスできる。
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