Adobe Systems、モバイルアプリ開発ツール「PhoneGap 3.0」を公開プラグインアーキテクチャを刷新

米Adobe Systemsは、オープンソースのモバイルアプリケーション開発用フレームワークの最新版「PhoneGap 3.0」を公開した。プラグインアーキテクチャを刷新するとともに、ツールの改善や新しいAPIなどが盛り込まれた。

» 2013年07月22日 17時20分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 米Adobe Systemsは2013年7月19日、オープンソースのモバイル端末向けアプリケーション開発用フレームワークの最新版「PhoneGap 3.0」を公開した。プラグインアーキテクチャを刷新するとともにツールを改善し、新しいAPIなどを盛り込んだ。

 PhoneGapは、HTML5やCSS3、JavaScriptを使って、クロスプラットフォームのモバイルアプリケーションを開発するツール。プラグインアーキテクチャを新しくして、アプリケーションの小型化と高速化を目指し、必要なAPIのみを取り込むことを可能とした。プラグインのインストールと削除は自動的に実行される。

 ツールについては、新しいボキャブラリを習得しなくてもネイティブプラットフォーム間で手早く切り替えられるよう、ネイティブプラットフォームのコマンドラインツール(CLI)を統一した。ツールはPhoneGap/Buildに統合され、ネイティブプラットフォームのSDKをインストールする必要がない。

 APIについては、「InAppBrowser」(旧ChildBrowserプラグイン)と国際化APIを新たに加えた。

 プラットフォームはiOS 6とWindows Phone 8、BlackBerry 10に加えて、Firefox OSとUbuntuにも近く対応予定。iOS 7への対応も進めているという。

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