実際にいくつかのアプリをインストールして、試してみたので、ご紹介します。
「Block 54」はLeapで遊ぶジェンガです。親指と人差し指で積み木をつまんでいきます。Leapの指先検出とジェスチャを生かしたゲームであり、Leapでなければ実現できないアプリともいえるでしょう。
「Cut the Rope」はiPhone/iPad/Android/Mac/PC/Windowsストアアプリとしても公開されているゲームです。Leapでは指先でフリックしてロープをカットします。
「Flocking」では指先にライトが灯り、そのライトに誘われて魚群が回遊しているアプリです。きれいなパーティクルと滑らかな3Dアニメーションが楽しめます。
「Molecules」はDNAやカフェインなどの分子構造をジェスチャで操作するアプリです。手を開いて前に突き出すと拡大縮小、手を握ると操作をロックなど、さまざまなジェスチャを使って3Dモデルを操ります。NUIにおける医療現場の利用シーンが伺えます。
「Shimsham」はLeap1つで2人で遊ぶゲームです。画面を左右に2分割し、プレーヤーがそれぞれのステージを回転させて遊びます。自駒をターゲットに接触させることが目的となり、そのポイントを競います。
Leapは既存のアプリにプラグインとして組み込むことも可能です。Google Earthではプラグインとして、Leapをコントローラ化します。指先1つで世界中を巡ることができるでしょう。
筆者も早速アプリをLeapで操作できるようにしてみました。空間を撫でると、そこから絵が浮かび上がるアプリです。
といっても、これはもともとマウスカーソルに対して反応するアプリで、マウスカーソルは「Touchless For Mac」を使ってLeapで操作しています。そのため、アプリが直接Leapとやりとりしているわけではありません。
Touchless For MacはLeapで取得した点座標をマウスカーソルに変換し、指先をポインティングデバイスに変換するアプリです。もちろんWindows版もあります。
実は前述したCut the Ropeも同じ仕組みでできていて、マウスで遊べるようになっています。他にもジェスチャを利用せず、指先の点情報だけをうまく扱ったアプリが多数公開されています。
次回はいよいよLeapアプリ開発に挑戦します! 初めの第一歩として、さまざまな言語やプラットフォームで指先の点情報を取得してみましょう。
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