米Amazon Web Servicesは、米Oracleのパフォーマンス診断ツール「Statspack」を利用できるようにしたと発表した。追加料金は発生しない。
米Amazon Web Services(AWS)は2013年9月26日、「Amazon Relational Database Service(RDS) for Oracle」で、米Oracleのパフォーマンス診断ツール「Statspack」を利用できるようにしたと発表した。
Statspackはデータベースの処理性能に関する分析データを収集して問題を診断し、性能向上に役立てるためのツール。RDS for Oracleで提供しているOracle製品の全エディションとエンジンバージョンに対応する。RDSインスタンスにオプションでインストールでき、AWSに追加料金は発生しない。
パフォーマンスに関するデータはSQL、PL/SQL、SQL*Plusスクリプトで構成され、インスタンスの健康状態や、割り当てられた以上のリソースを消費しているSQLステートメント、応答待ちイベント、初期パラメータなどの状態に関する報告書を生成する。
AWSと競合する米MicrosoftのWindows Azureはこれに先立ち、イメージギャラリーを通じてOracleの主要ソフトウェアの設定済み仮想マシン(VM)イメージを提供すると発表していた。
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