これでGitも怖くない! GUIでのバージョン管理が無料でできるSourceTreeの7つの特徴とはユカイ、ツーカイ、カイハツ環境!(31)(2/3 ページ)

» 2013年10月15日 18時00分 公開
[岡本隆史,@IT]

【3】簡単なマージ

 ブランチのマージは、慣れないうちは、マージ先やマージ元も誤ったりしがちです。また、ブランチの先頭以外からのマージなどは非常に分かりづらいです。

 SourceTreeを利用すれば、グラフィカルなブランチからマージする位置を選んで簡単にマージできます。

図4 マージするブランチ・コミットの選択

 また、ブランチをマージした際に競合が起こったファイルと場所も直観的に分かりやすく表示してくれます。

図5 競合個所の表示

【4】直観的なリベース

 ブランチの分岐元を付け替える「リベース」は、マージ以上に分かりづらい操作です。SourceTreeでは、マージと同様にコミットグラフからリベースするブランチのコミットを選択するだけで、コミットの分岐元を付け替えることができ、直観的なリベースができます。下記の図は、reviewブランチ(赤)をmasterブランチ(青)に対してリベースして、reviewブランチがmasterブランチの先頭のコミットから分岐したように付け替えた例です。

図6 リベースの画面

【5】チェリーピック

 他のブランチのコミットをカレントブランチへマージする「チェリーピック」もブランチを活用した開発の中で分かりづらい操作です。

 SourceTreeを利用すれば、チェリーピックでマージしたいコミットを選択するだけで、簡単にチェリーピックを実行できます。

図7 チェリーピック画面

【6】自動フェッチ

 Gitはローカルリポジトリ上で作業を進めていくときは、適当なタイミングでプル/フェッチ/プッシュにより共有リポジトリと同期を取る必要があります。ローカルでの作業中は、ローカルリポジトリへのコミットが中心となるため、リモートリポジトリの状況を把握できません。

 SourceTreeでは、リモートブランチの自動フェッチ機能を持っており、リモートリポジトリの変更があった場合、リビジョンツリー上で簡単に把握できます。

図8 リモートブランチの変更

 図8を見ると、[pull]に「2」の数字が表示されていますが、これは、2つのコミットがリモートブランチに存在することを示しています。

 また図のように、リモートブランチのコミット内容もリビジョンツリー上で確認することもできます。

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