ブランチのマージは、慣れないうちは、マージ先やマージ元も誤ったりしがちです。また、ブランチの先頭以外からのマージなどは非常に分かりづらいです。
SourceTreeを利用すれば、グラフィカルなブランチからマージする位置を選んで簡単にマージできます。
また、ブランチをマージした際に競合が起こったファイルと場所も直観的に分かりやすく表示してくれます。
ブランチの分岐元を付け替える「リベース」は、マージ以上に分かりづらい操作です。SourceTreeでは、マージと同様にコミットグラフからリベースするブランチのコミットを選択するだけで、コミットの分岐元を付け替えることができ、直観的なリベースができます。下記の図は、reviewブランチ(赤)をmasterブランチ(青)に対してリベースして、reviewブランチがmasterブランチの先頭のコミットから分岐したように付け替えた例です。
他のブランチのコミットをカレントブランチへマージする「チェリーピック」もブランチを活用した開発の中で分かりづらい操作です。
SourceTreeを利用すれば、チェリーピックでマージしたいコミットを選択するだけで、簡単にチェリーピックを実行できます。
Gitはローカルリポジトリ上で作業を進めていくときは、適当なタイミングでプル/フェッチ/プッシュにより共有リポジトリと同期を取る必要があります。ローカルでの作業中は、ローカルリポジトリへのコミットが中心となるため、リモートリポジトリの状況を把握できません。
SourceTreeでは、リモートブランチの自動フェッチ機能を持っており、リモートリポジトリの変更があった場合、リビジョンツリー上で簡単に把握できます。
図8を見ると、[pull]に「2」の数字が表示されていますが、これは、2つのコミットがリモートブランチに存在することを示しています。
また図のように、リモートブランチのコミット内容もリビジョンツリー上で確認することもできます。
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