CoffeeScriptやSassなどの使用時にオススメのGruntプラグイン一覧Gruntで始めるWeb開発爆速自動化入門(2)(3/3 ページ)

» 2014年04月08日 18時00分 公開
[中村修太クラスメソッド]
前のページへ 1|2|3       

【3】grunt-contrib-connectを使ってlivereload(自動更新)

 最後に、HTTPサーバーを起動するためのプラグインを使ってみましょう。

 grunt-contrib-connectプラグインを使用すると、HTTPサーバーを起動できます。HTMLを記述するときなど、わざわざ自分でサーバーを用意しなくてもGruntからサーバーを起動してアクセス可能になります。

 今回はこのプラグインでHTTPサーバーを起動し、HTMLのlivereloadを試してみましょう。

ファイルの作成とプラグインのインストール

 livereloadを試すために、「grunt-plugin-sample」ディレクトリにhtmlディレクトリを作成し、そこへhtmlファイルを作成しましょう。

 取りあえず下記のようなindex.htmlファイルを用意しました。

  1. <!DOCTYPE html>
  2. <html>
  3. <head lang="ja">
  4. <meta charset="UTF-8">
  5. <title>livere load</title>
  6. </head>
  7. <body>
  8. <h1>sample html</h1>
  9. </body>
  10. </html>
index.html

 そして、grunt-contrib-connectプラグインをインストールします。

% npm isntall grunt-contrib-connect --save-dev

Gruntfile.js作成

 次にGruntfile.jsを下記のように修正します。

 connectタスクではサーバーを9000番ポートで起動するように指定し、htmlディレクトリをサーバーのドキュメントルートとして起動するように指定しています。また、watchタスクではhtmlディレクトリ以下の変更を監視し、「livereload」オプションを有効にしています。

  1. // 'use strict';
  2. module.exports = function (grunt) {
  3. grunt.initConfig({
  4. watch: {
  5. options: {
  6. livereload: true
  7. },
  8. html: {
  9. files: ['html/**/*.html'],
  10. tasks: ['']
  11. }
  12. },
  13. connect: {
  14. server: {
  15. options: {
  16. port: 9000,
  17. base: 'html'
  18. }
  19. }
  20. }
  21. });
  22. grunt.loadNpmTasks("grunt-contrib-watch");
  23. grunt.loadNpmTasks("grunt-contrib-connect");
  24. grunt.registerTask("default", ["connect", "watch"]);
  25. };

 Gruntを実行します。

% grunt connect watch
Running "connect:server" (connect) task
Started connect web server on http://0.0.0.0:9000
Running "watch" task
Waiting...

Google ChromeのLiveReload拡張で動作確認

 livereloadを確認してみます。今回はGoogle Chrome(v33)を使用して動作確認をしたのですが、その前にブラウザー側にLiveReload拡張をインストールして有効化しておきます。

Google ChromeのLiveReload拡張

 Gruntを実行し、Chrome拡張をインストールしたら「http://localhost/index.html」にアクセスしてみてください。index.htmlが表示されたら、そのままエディターで編集してみましょう。ファイルを保存すると、すぐにブラウザーの画面が更新されます。いちいち更新ボタンを押す手間が省けますね。

次回は、Grunt用プラグインを自成する

 さて、今回はGrnut公式プラグインの、「grunt-contrib-coffee」「grunt-contrib-watch」「grunt-contrib-connect」について簡単に紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

 CoffeeScriptをコンパイルしたり、ファイル監視と自動更新を試したりと、Gruntを使用することで、シンプルながら便利な機能を簡単に実現できました。これら以外にもGruntには便利なプラグインが多数存在するので、いろいろ探してみてください。

 次回は、こういったGrunt用プラグインを自分で作成する方法について紹介する予定です。

著者プロフィール

中村修太

中村修太(なかむら しゅうた)

クラスメソッド勤務の新しもの好きプログラマです。昨年、東京から山口県に引っ越し、現在はノマドワーカーとして働いています。好きなJazzを聴きながらプログラミングするのが大好きです。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

HTML5�ス蛛スX 髫ェ蛟�スコ荵斟帷ケ晢スウ郢ァ�ュ郢晢スウ郢ァ�ー

隴幢スャ隴鯉ス・隴帷」ッ菫」

注目のテーマ

4AI by @IT - AIを作り、動かし、守り、生かす
Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。