HPがOpenStackをベースにした「クラウドOS」環境の販売をスタートさせる。HP ConvergedSystemへの標準搭載も。
日本HPは「HP ConvergedSystem」およびOpenStackベースのHP Cloud OSを採用した「HP CloudSystem」を発表した。
HP ConvergedSystemは、用途別にサーバー仮想化向けの「HP ConvergedSystem for Virtualization」、クラウド向けの「HP ConvergedSystem for Cloud」、ビッグデータ向けの「HP ConvergedSystem for Big Data」、モバイル向けの「HP ConvergedSystem for Mobility」の4製品をリリースする。
また、OpenStackをベースにしたクラウド基盤管理ソフトウェア「HP CloudSystem」も販売を開始する。2014年2月のOpenStack Days Tokyo 2014でも発表していたものだ。HP CloudSystemは、HP ConvergedSystem for Cloudの管理機能として標準提供される。また、主要なパブリッククラウド環境とのAPI接続機能も標準搭載される。
HP ConvergedSystem for VirtualizationはゲストOS数に応じて300〜700以上までのモデル展開。HP ConvergedSystem for CloudはHP ConvergedSystem for VirtualizationのうちゲストOS数700以上を対象とした大規模向けの製品をベースにHP CloudSystemを搭載する。HP ConvergedSystem for Big Dataでは、インメモリDBやHadoopアプリケーション向けのチューニングが施されている。製品第1弾として、SAP HANA向けのアプライアンスである「HP ConvergedSystem 500 for SAP HANA」を提供する。HP ConvergedSystem for Mobilityは、リモートデスクトップ環境向けにチューニングした製品だ。
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