NECがOpenStackをベースにしたIaaSサービスを正式に発表。自社データセンターのハウジングサービスやパブリッククラウドと連携した統合運用管理環境も提供する。
NECは2014年4月28日、IaaSサービス「NEC Cloud IaaS」を発表した。OpenStackを基盤に採用したIaaSサービスだ。セルフサービスポータルを提供する他、クラウドデザインパターンも公開する。
データセンターは、2014年1月に開設した「NEC神奈川データセンター」を使う。サービスは、「NEC Cloud IaaS STD」と、高可用性を持たせた「NEC Cloud IaaS HA」の2種で展開する。NEC Cloud IaaS STDは月額6700円から、同HAは月額1万900円から利用できる。
NEC神奈川データセンターはハウジングサービスも提供していることから、オンプレミス、プライベートクラウドとパブリックサービスの組み合わせなども柔軟に実現するとしている。
販売は同社パートナー経由で実施する。NECでは本サービスを含むクラウド事業全体で2017年度に1200億円の売り上げを目指すとしている。
なお、これまでにも、IBMやHP、オラクルといったITベンダーもOpenStackを利用した製品・サービスの展開を表明している(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。
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