OpenJDKのデバイスI/Oプロジェクト「DIO」が始動メタルバンドではない

米オラクルは6月4日、組み込み機器上の汎用周辺機器に接続するためのJavaレベルAPIを提供するOpenJDK傘下のプロジェクト「DIO」を発足させた。

» 2014年06月05日 17時39分 公開
[鈴木聖子@IT]

 米オラクルは2014年6月4日、OpenJDK傘下の低レベルデバイスI/Oプロジェクト「DIO」(Device I/Oの略称)を発足させたと発表した。

 同プロジェクトでは組み込み機器上の汎用周辺機器に接続するためのJavaレベルAPIを提供する。例えばJava SE Embeddedを搭載したRaspberry Piのような機器が対象となる。

 プラットフォームはJava MEとSEを対象とし、GPIO(汎用入出力)、I2C(集積回路間通信)、UART(汎用非同期送受信回路)、SPI(Serial Peripheral Interface)といったインターフェイスへのアクセス標準化を目指す。

 DIOプロジェクトはCore Libraries Groupがスポンサーとなる。

 なおDIOプロジェクトの発表を明らかにするブログには、1970〜80年代に名を馳せたメタルバンド「DIO」のロゴが掲載され、冒頭に「DIOプロジェクトはメタルバンド『DIO』のことではない」と注意しつつ、最後はメタルバンド「DIO」のフロントマンRonnie James Dio氏(故人。RainbowやBlack Sabbathに所属していたことでも有名)やOzzy Osbourne氏(Black Sabbathのフロントマン)への愛情をあらわにしている。

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