サイバー攻撃対策製品、サービスを提供するファイア・アイが、関電システムソリューションズと提携し、西日本市場における事業拡大を発表した。
ファイア・アイは2014年8月4日、関電システムソリューションズと包括的なパートナーシップの締結を発表した。ファイア・アイは大阪外国企業誘致センター(O-BIC)の支援を受け、大阪に拠点を設置するとともに西日本市場における事業拡大を目指す。
ファイア・アイは仮想解析環境上で不審なファイルを分析し、シグネチャに頼らず未知のマルウェアを検出するセキュリティ製品、サービスを提供している。両社の提携は、標的型攻撃を含む高度なサイバー攻撃の脅威から、関西の企業を保護することを目的としている。
ファイア・アイによると、大阪府は製造業の事業所数が全国でも最も多く、医薬製造品の出荷額も全国シェアの16%を占めているため、標的型攻撃のターゲットとしてのリスクが高いという。
関電システムソリューションズはこれまで、関西電力における基幹系システムの開発、構築、保守、運用に携わっており、今後はファイア・アイの製品、およびサービスを同社の情報セキュリティソリューションの中核として位置付ける。
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