日常のあらゆるシーンで行える、発声に必要な筋肉を鍛える方法を紹介します。 ※オリジナル動画付き
皆さま、こんにちは。キャリアヴォイスの山崎美和です。
本連載では、ヴォイストレーニングからライトニングトークデビューまでを、若手のビジネスパーソンと共に学んでいきます。文章だけでなく、ポイントとなる動画も掲載しますので、併せて見ていただくとより深く理解できるでしょう。
前回、声を磨くためには「発声」「滑舌」「表現力」という3要素のトレーニングが大切であることを紹介しました。今回は、具体的なトレーニング方法を解説します。
今回のテーマは「毎日の積み重ねで発声を鍛える」です。
発声は、毎日トレーニングすることで鍛えられます。
「えっ! 毎日やるの?」と驚く方もいらっしゃるかしれませんね。人は、産まれたときに「オギャー」と産声を上げ、物心付いたときから毎日、声を出して会話をしています。そのため、ほとんどの方が「声が出るのは当たり前」と思っているのです。
しかし、普段は意識していないからこそ、意識的にヴォイストレーニングを行うと大きな効果が生まれるのです。スポーツジムで体や筋肉を鍛えるのと同じように、毎日、ヴォイストレーニングを積み重ねれば、声を変えられるのです。
声を鍛えるための第一歩として、声の仕組みを知りましょう。肺の中の空気を吐き出すときに声帯を振動させ、口や鼻の中で共鳴させると、音=声になります。つまり、身体全体が声を響かせる楽器となっているのです。
ただ、声という楽器は、ギターやピアノのように、買い替えることも、部品を取り換えることもできません。今、皆さんが持っている体を使うしかないのです。声を磨くためには、声のベースとなる身体、その中でも特に「筋肉」を鍛える必要があります。その筋肉を鍛えるために効果的なのが「発声(と発音)トレーニング」です。
「発声トレーニング」は、難しいものではありません。一度覚えれば、朝の目覚めから、通勤中に、職場で、就寝前にと気軽に続けられます。動画でもやり方を紹介しますので、併せてご覧くださいね。
次のページで、具体的な方法を解説します。
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