仕事の中でモヤモヤを抱えていたり、次の一歩がなかなか踏み出せなかったりしたときのヒントをお届けする本連載、第2回のテーマは「勉強会」です。「楽しいといえば楽しいけれど、最近は何となく参加している……」。もしあなたが「次の刺激が欲しい!」と思っているのなら、今必要なのは勉強会ではないかもしれません。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
先月より始まりました本連載「仕事が『つまんない』ままでいいの?」、前回は「仕事とは何か、働く意味とは何か」について考えました。今回のテーマは「勉強会」です。
近年、勉強会や異業種交流会、朝活、お茶会、ライトニングトーク(数分間で行う短いプレゼンテーション)など、比較的参加しやすいセミナーやイベントが盛んに開催されるようになりましたね。
会社以外の場に参加すると、普段触れることがない知識やスキルに触れられますし、人脈も広がります。1〜2時間の勉強会なら参加費も手ごろなので、参加したことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、当初は楽しかった勉強会も、最近になって少しマンネリ感を抱いていませんか? 参加するのは楽しいといえば楽しいし、新しい出会いもないことはない。けれども、何となく物足りない、モヤモヤしている。それでも、仕事には刺激がないから勉強会に参加している……という感じかもしれません。
そこで今回は、勉強会への参加も落ち着いてきたあなたに送る、「勉強会の次のステップ」についてのお話です。
出版関係の仕事をしている30代のKさんは、3年前、マンネリ化した毎日の仕事にやりがいを感じられなくなり、何となくモヤモヤする日々が続いていました。
「ずっとこのままの状況だとまずいな。何とかしなきゃ」と思ったKさんは、ソーシャルメディアのタイムラインで時々目にしていた、ある勉強会に参加することにしました。
初めて勉強会に参加して、ひと言、「楽しかった!」。普段会社では触れることのない情報に触れられて刺激になりましたし、異業種の方と話すことでいろんな気付きがありました。
けれども、最近ふと気が付いたそうです。
「そういえば、勉強会、以前よりも楽しくなくなったな。まぁ、付き合いもあるし、何となく参加しているけど……」。知人から流れてくるソーシャルメディアの楽しそうな勉強会の写真を見ると、何となくうらやましくなってしまうのだそうです。
Kさんは考えました。「以前はあんなに楽しかったのに、なぜ、最近は楽しくなくなったのだろう?」
「楽しくなくなったのは、この勉強会に飽きてきただけ。他の勉強会に参加すれば、新しい知識や人脈とつながれば、きっとまた楽しくなるはず……」
Kさんのようなパターンに入ると、このように考える方が少なくありません。そう考えるのも不思議ではありません。なぜなら、以前は楽しかったのですから。
そして、「勉強会めぐりの旅」が始まります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.