テーブルができたら次にリボンの[作成]タブにある[テーブルからページを生成]ボタンをクリックして、[一覧ページ]/[詳細ページ]/[登録ページ]/[編集ページ]の全てのページを自動生成する。作成されるページは「出張申請_一覧ページ」「出張申請_詳細ページ」「出張申請_登録ページ」「出張申請_編集ページ」となるが、便宜上、以下ではこれらを「一覧ページ」「詳細ページ」「登録ページ」「編集ページ」と表記する。ページを作成したら、全てのページで右上のセルを適当に選択して、ログインユーザー型のセルにしておくこと。
作成したページは次の用途で使用する。
それでは各ページの内容を個別に見ていくことにしよう。ただし、各ページの詳細な設定などはここでは行わず、ポイントとなる部分だけに着目する。
「一覧ページ」はスタートページとなるように設定し、ユーザーがログインした直後にはこのページが表示されるようにする(これは右ペインの[ページ設定]タブで行う)。また、表示されるリストビューは二つにして、承認前の申請と承認済みの申請を別々に表示する。リストビューの表示項目とその書式についても適宜設定を行っている。
リストビューに表示される項目のフィルタリングを行うには、リボンの[リストビューツール]−[デザイン]タブにある[クエリー条件]ボタンを使用する。
[申請中]リストビューのフィルタリング条件としては『申請者が現在ログインしているユーザー(「%CurrentUser%」値)であり、状態が「承認済み」以外のもの』となる。[承認済み]リストビューの条件は『申請者は同様で状態が「承認済み」のもの』となる。このように、アプリに現在ログイン中のユーザーは「%CurrentUser%」値で参照できるようになっている。
「登録ページ」には[承認ページ]リンクを追加して、「承認ページ」へ遷移するように設定している。また、[申請中]リストビューには[編集]ボタンを設置し、ここから個々の申請の編集が行えるようになっている。
二つのリストビューには表示項目として[状態]がある。これはテーブル自体には存在せず、テーブルでワークフロー機能を使うように設定した際に、Forguncyが自動的に追加したフィールドだ(ここでは[新規]/[申請中]/[承認済み]の三つの状態のいずれかが表示される)。
「登録ページ」では、出張申請の新規作成とその提出を行う。これは「新規」状態のレコードを作成し、アクションとして「提出」を実行するということだ。そのためには、Forguncy Pro/Update 1で追加された「ワークフローバー」というセル型を使用する。
このページではデフォルトで作成される[申請者]テキストボックスなどを削除し、ワークフローバーを最下部に配置した。また、[OK]ボタンと[キャンセル]ボタンの名称を[作成]ボタンと[閉じる]ボタンに変更した後、[作成]ボタンのクリック時に実行されるコマンドを編集して、現在ログインしているユーザーがテーブルの「申請者」フィールドの値となるようにしている。また、テーブルへのレコード追加後にページ遷移が発生しないようにもしている([作成]ボタンで申請を作成した後、そのまま[提出]ボタンをクリックできるようにするため)。
作業スペースでワークフローバーを選択すると、右ペインの[セル型]タブに[プレビュー]ドロップダウンが表示される。このドロップダウンには[ワークフロー設定]ダイアログで定義した状態が含まれているので、いずれかを選択すると、その状態に応じたワークフローバーの表示が行われるので、試してみてほしい。
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