サンディスクがストレージキャッシュソフトウエア「FlashSoft」の最新版を発表。Hyper-VやWindows Server上のアプリケーションパフォーマンスを高められるという。
フラッシュストレージ大手の米サンディスクは2015年10月28日(米国時間)、SQL Serverのユーザーカンファレンス「SQL PASS Summit 2015」でストレージキャッシュソフトウエア「FlashSoft」の最新版を発表した。
FlashSoftは、Windows ServerやLinux、VMware vSphere環境向けのキャッシュソフトウエア。最も頻繁にアクセスされるホットデータを高速なフラッシュ上へキャッシュすることで、ストレージのI/Oボトルネック解消が期待できる。一般的なx86ベースのサーバー上で稼働し、SAN(Storage Area Network)、DAS(Direct Attached Storage)構成の両方と連携できる。
最新版は、主にWindows ServerとHyper-V、Linux上で動作するアプリケーションのパフォーマンスを高める機能改良を行った。SQL ServerにHammerDBを使用した同社基準テストで、1秒当たりのトランザクション速度を同ソフト未使用時比で4.38倍に、SQL ServerとOLTPベンチマークスイートを用いたHyper-V環境で同2.8倍のパフォーマンス向上を実現したという。管理者がポリシーを設定し、特定のファイルをキャッシュから意図的に除外することでキャッシュ効率を高める「ポリシーベースのキャッシュ」機能も新たに備えた。
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