米ヴイエムウェアは米EMCとクラウドサービスの合弁会社「Virtustream」を設立することになっていたが、2015年12月14日(米国時間)、同社はこれを取りやめることを明らかにした。
米ヴイエムウェアは2015年12月14日(米国時間)、同社が2015年10月に発表した米EMCとのクラウドサービス会社設立に加わらないことを明らかにした。
ヴイエムウェアは14日に米証券取引委員会に提出した報告のなかで、「ヴイエムウェアは、以前に2015年10月20日付で、EMCとヴイエムウェアが発表したクラウドサービス事業Virtustreamの設立に参加しないことを発表した」と記している。
ヴイエムウェアは2015年10月、EMCが買収したVirtustreamを社名に使ったクラウドサービス企業を、EMCとの折半出資で設立すると発表した。出資は50:50だが、会計的にはヴイエムウェアに算入されることになっていた。これについての投資家や証券アナリストの意見は分かれ、一部はVirtustream側の損失を被ることになるとして批判していた。
デルによるEMCの買収では、EMCの持つヴイエムウェアの株式をもとに、ヴイエムウェアの業績連動株をデルが発行、これが買収の原資の一部を構成するというスキームになっている。
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