IIJは2016年3月29日、二段階認証サービスの「IIJ SmartKeyマネージメントサービス」を発表した。これは、一般企業およびWebサービス運用者向けのサービス。一般企業は、自社で業務上利用しているWebサイト/クラウドサービスへのログインを二要素認証へ移行し、セキュリティを強化できる。また、Webサービス運用者も、自社サイトを同サービスと連携させるだけで二要素認証に対応できるという。
インターネットイニシアティブは2016年3月29日、二段階認証サービス、「IIJ SmartKeyマネージメントサービス」を発表した。同日発表したID管理/認証連携サービスである「IIJ IDサービス」とも連携する。
IIJ SmartKeyマネージメントサービスは、一般企業およびWebサービス運用者向けのサービス。一般企業は、自社で業務上利用しているWebサイト/クラウドサービスへのログインを二要素認証へ移行し、セキュリティを強化できる。また、Webサービス運用者も、自社サイトを同サービスと連携させるだけで、二要素認証に対応できるという。
同サービスでは、IIJが個人向けに無償提供しているスマートフォンアプリ「IIJ SmartKey」を利用する。IIJ SmartKeyは、ワンタイムパスワードおよびスライドの2とおりの認証機能を提供するアプリ。ユーザーは、WebサイトへのID/パスワード入力の後、IIJ SmartKeyに表示されるワンタイムパスワードをWebブラウザ上で入力するか、IIJ SmartKey上でスライド動作をすることにより、認証プロセスが完了する。
ユーザーは自身のスマートフォンが手元にないと、Webサイトにログインできない。これにより、ID/パスワードが第三者に知られてしまった場合でも、不正アクセスが防げることになる。
IIJ SmartKeyマネージメントサービスには、ユーザー企業向けの「エンタープライズプラン」、サービス事業者向けの「サービスプロバイダプラン」の2種類の料金体系がある。
エンタープライズプランはアカウント数で課金する。初期費用は5000円、および1アカウント当たり月額100円。これは、同日にIIJが発表したIIJ IDサービスとの連携が可能。
サービスプロバイダプランは認証成功数で課金する。初期費用、従量料金設定ともに、個別見積もりとなっている。Webサービス事業者は、IIJ SmartKeyアプリをカスタマイズし、自社ブランドのアプリとして展開することも可能。
いずれの場合もユーザー管理機能が提供される。運用担当者は、スマートフォンを紛失したユーザーのアカウントを一時停止するなどの対応ができる。
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