デルは、第13世代PowerEdgeサーバを刷新。新CPU「Xeon E5-2600 v4」搭載のラック、タワー、ブレード、コンバージドインフラアーキテクチャサーバの出荷を開始した。
米デルは2016年4月1日(米国時間)、Broadwellベースの新たなサーバCPU製品ファミリー「Intel Xeon processor E5-2600 v4ファミリー」を採用した第13世代PowerEdgeサーバの出荷を開始したと発表した。
ラック、タワー、ブレード、コンバージドインフラアーキテクチャサーバをそろえるPowerEdge第13世代サーバにおいて、「R730」「R730xd」「R630」「T630」「M630」「FC630」「C4130」「C6320」の各シリーズでCPUをXeon E5-2600 v4ファミリーにアップグレードした。
Xeon E5-2600 v4は、最大22コアのサーバCPUファミリー。最大44%のパフォーマンス向上、最大70%のコア当たり暗号化パフォーマンス向上などをうたっている。デルの同CPU搭載アップグレードモデルでも、20%以上のパフォーマンス向上、12%以上のメモリ帯域幅を増加に加え、空冷機能も向上させたと説明する。
デルはこれらの新サーバの狙いを、「顧客はコンピュート中心的なワークロード指向ソリューションを利用して、ソフトウェア定義データセンターの構築を推進している。世界のx86サーバ市場、特にブレードサーバ市場においてデルがリーダーシップを発揮していることは、デルがこうした顧客ニーズに対応していることを明確に示している。実践的なイノベーションが盛り込まれた第13世代のPowerEdgeサーバは、顧客が将来にわたって利用可能なデータセンターを実現するための機能を提供する」と述べている。
Xeon E5-2699 v4を搭載する2ソケット構成の「PowerEdge R730」は、SAPアプリケーションのサイジングやOLTP(OnLine Transaction Processing)能力の評価に使われる「SAP SD(2 Tier)」ベンチマークで、前世代CPU搭載モデルのパフォーマンスを27.6%上回る21050のスコアを記録。同じくXeon E5-2699 v4を搭載する「PowerEdge R630」も、「SPECint_rate_base2006」ベンチマークで最大30%、「SPECfp_rate_base2006」ベンチマークで22.1%のパフォーマンス向上を記録したという。
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