EMCジャパンは、ミッドレンジのストレージシステム「EMC Unity」の販売を開始した。価格は実効容量2TBのオーフルラッシュ構成で842万円から。
EMCジャパンは2016年5月18日、戦略的価格帯を実現したとうたうミッドレンジストレージシステム「EMC Unity」の販売を開始した。
EMC Unityは、エンタープライズレベルの機能、オールフラッシュのパフォーマンス、クラウドと同等のシンプルな環境を手頃な価格で提供するとうたうストレージシステム。オールフラッシュストレージの中堅中小企業への普及を担う戦略的シリーズとして展開する。オールフラッシュアレイ、ハイブリッドアレイ、SDS(Software-Defined Storage)、コンバージドの幅広い構成オプションで利用できる。
パフォーマンスは、「デュアルアクティブコントローラーアーキテクチャ」と呼ばれる技術によって、従来のミッドレンジストレージ「EMC VNX」比で3倍の性能に当たる最大30万IOPSを発揮するとしている。その他、スナップショットや同期/非同期レプリケーション機能、コントローラーによる暗号化機能、自動化やDevOpsユースケースに対応する完全なREST-API、ゼロインパクトのガーベジコレクション機能などを備える。最大3PB(ペタバイト)まで、スケールアップが可能だ。
価格は、実効容量2TBのオールフラッシュ構成モデル「Unity 300F」で842万円(税別、以下同)から。最小構成の仕様は、400GBのSSDを10台(ホットスペアの1台を含む)で物理容量4TB、実効容量2TB。この他、10GbEのRJ45端子を2基、CNAポート(FCまたはイーサネットとして利用)を2基備え、3年分のプレミアム保守費用とハードウェアインストール費用が含まれる。
ハイブリッドモデル「Unity 300」は242万円から。最小構成の仕様は、1万回転の600GB 2.5インチSAS接続HDDを8台(ホットスペアの1台を含む)で、物理容量3.6TB、実効容量1.6TBとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.