マイクロソフト、「Azure SQL Data Warehouse」に「Premium Storage」を導入ハイパフォーマンスストレージが利用可能に

マイクロソフトは「Azure SQL Data Warehouse」に「Premium Storage」を導入し、パフォーマンス予測とクエリの一貫性を向上させた。

» 2016年06月03日 10時00分 公開
[@IT]

 米マイクロソフトは2016年5月31日(米国時間)、「Microsoft Azure SQL Data Warehouse」のストレージが従来の「Standard Storage」から「Premium Storage」に移行したと発表した。これによってAzure SQL Data Warehouseのパフォーマンス予測とクエリの一貫性が向上し、特に、DWU(Data Warehouseユニット)で表されるComputeリソースの使用量が多い場合に効果が顕著になるとしている。

photo 「Premium Storage」の紹介サイト

 マイクロソフトによると、同日よりほとんどのリージョンにおいて、Azure SQL Data Warehouseで作成される新規のデータウェアハウスで、Premium Storageが利用できるようになっているという。

 Azure SQL Data Warehouseは2016年6月現在プレビュー段階だが、正式サービスに移行すると、ストレージは最小使用量(1TB)で従量課金の対象になる。ただし、プレビュー期間中はPremium Storageを使用しても、従来のStandard Storageの料金体系で課金される。

 これまでAzure SQL Data WarehouseでStandard Storageを使ってきた顧客には、今後数週間以内にPremium Storageへの移行方法を案内するメールが配信されることになっている。

 また、Premium Storageについては今後数週間後に、地理的に離れた場所(リージョン)にバックアップする機能も導入される。この機能では、24時間ごとにデータウェアハウスがAzureペアリージョンにコピーされ、地理的冗長性を加味したデータウェアハウスの回復力が確保される。地理的に離れた場所に作成されたバックアップは、Azureの任意のリージョンでリストアすることができる。

photo SQL Data Warehouseのアーキテクチャ(出典:マイクロソフト

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