富士電機三重工場は、予測分析機能を備えたフラッシュストレージ製品「Nimble Storage」を活用した仮想化共有ストレージシステムを導入した。I/O性能を3倍に拡大した他、データの圧縮や消費電力の削減にも成功したという。
電気機器メーカー大手 富士電機が、同社三重工場の情報システム基盤を刷新。米ニンブルストレージのフラッシュストレージ製品「Nimble Storage」を活用した仮想化共有ストレージシステムを導入した。
富士電機三重工場では、仮想マシンの領域再配置に時間を要して運用時の柔軟性が損なわれていた他、ストレージがラックスペースを占有し、データ容量が増加傾向にあっても拡張しにくいなどの課題を抱えていたという。
これらの課題を解決するために同社が採用したのがNimble Storageだった。Nimble Storageは、不具合を事前に検知できる予測分析システム「InfoSight」、仮想マシン可視化システム「VMVision」、I/O処理を高速化する独自のファイルシステム「CASL(Cache Accelerated Sequential Layout)」を採用する。
システムを構築したシーティーシー・エスピーによると、富士電機三重工場は、Nimble Storageによって、I/Oパフォーマンスとデータ格納効率を向上させるなど、以下の導入効果を実現したという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.