セキュリティ専門家が時事ネタを語る本連載。第36回は2016年9月にも加熱した「Operation Killing Bay」をテーマに、さまざまなサイバー攻撃者たちの動向などについて解説します。
セキュリティ専門家が時事ネタなどを語る連載「セキュリティのアレ」。第36回のテーマは「Operation Killing Bay」です。解説するのは前回に引き続き、根岸征史氏と辻伸弘氏。本連載に関するご意見、ご感想はTwitterハッシュタグ「#セキュリティのアレ」までお送りください。
宮田 第36回セキュリティのアレ。今回は「Operation Killing Bay」を取り上げたいと思います。2016年9月にはこのオペレーションに関する大きな動きがあったようですが、そもそも、Operation Killing Bayとは何なのでしょうか?
辻氏 もともとは2013年あたりから始まったもので、「反イルカ漁」を掲げた抗議活動ですね。主に和歌山県太地町などで行われているイルカの追い込み漁に反対する人たちによって行われています。
根岸氏 実は本連載でこの話題に触れるのは初めてではなくて、2015年11月に公開した第3回(※本編で第1回としていますが、正しくは第3回でした)でも触れています。昔から「動物愛護」や「環境保護」などの活動に乗じてサイバー攻撃を行う「オペレーション」というのが存在していて、これもその一種です。「主張そのものには反対しにくい」というのが難しいところですね。
Operation Killing Bayの概要の整理から始まった第36回セキュリティのアレ。動画本編では、2015年の同オペレーションの振り返りから攻撃対象の傾向、そして攻撃者の“意外な”実態まで、さらにトークを展開していきます。ぜひご覧ください。
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