Microsoft AzureのACSでKubernetesが一般提供開始、Windows Serverコンテナもプレビュー提供主要オーケストレータを全て使える

 米マイクロソフトは2017年2月21日(米国時間)、Microsoft Azureのコンテナクラスタリングサービス「Azure Container Service(ACS)」で、2月22日にKubernetesを一般提供開始すると発表した。ACSでは既にDocker Swarm、DC/OSを一般提供しており、これによって主要な3つのコンテナオーケストレータを本格サポートの下で利用できる唯一のクラウドサービスになったとしている。

» 2017年02月22日 07時22分 公開
[三木泉@IT]

 米マイクロソフトは2017年2月21日(米国時間)、Microsoft Azureのコンテナクラスタリングサービス「Azure Container Service(ACS)」で、2月22日にKubernetesを一般提供開始すると、ブログポストで明らかにした。ACSでは既にDocker Swarm、DC/OSを一般提供しており、これによって主要な3つのコンテナオーケストレータを本格利用できる唯一のクラウドサービスになったとしている。

 マイクロソフトは同時に、Windows Serverコンテナを対象としたKubernetesによるオーケストレーションの、プレビュー提供を開始したことを明らかにしている。これは最新のKubernetesにおけるWindows Serverコンテナ対応を受けたもの。Windows Serverコンテナに関して、ACSでは2016年にDocker Swarmでのオーケストレーションをプレビュー提供している。今回の発表により、コンテナでWindows Serverを使いたいユーザーは、プレビュー段階ながらDocker Swarm、Kubernetesの2つのコンテナオーケストレータから選択できることになった。

 ACSエンジンにおけるLinuxコンテナとWindowsコンテナのハイブリッド構成サポートについても検証が進められており、数カ月以内に一般提供を開始したいと、ブレンダン・バーンズ(Brandan Burns)氏は別のブログポストで語っている。

 一方、DC/OSについてはバージョン1.8.1をサポートしたという。新バージョンではMetronomeという新たなオーケストレーションフレームワークを採用。ユニバーサルコンテナランタイムではGPU、コンテナネットワーキングではCNIに対応しているという。

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