自分の人生に関係ないと思っていた割り算がプログラミングの世界ではとても重要エクセル親子ゲームで学ぶ“コンピュータっぽい考え方”(5)(2/4 ページ)

» 2017年10月23日 05時00分 公開
[横山達大]
father

当たりだよ、ダイゴ。素晴らしいね


 お父さんが喜んでくれたのでダイゴ君もうれしくなりました。

father

もう一度、お願いしてもいいかい?


daigo

いいよ


 お父さんがこの仕掛けに気付くかどうか試したかったので、ダイゴ君は再び数当てゲームをはじめました。

father

別の数字を思い浮かべたよ。ダイゴ


daigo

そう、それじゃあ始めるよ。お父さんのことだから今度こそ999でしょう


 お父さんは、じっとダイゴ君を見つめました。それは、まるでダイゴ君の心の中をさぐるように。

father

違うよ。999じゃないよ


daigo

そうか、違うのか。それじゃあ、せっかく999って思ったのだから、999を掛けてみて


 お父さんは、また電卓を使って掛け算をしました。

daigo

下3桁をシート1の好きなセルに入力してね


 お父さんは、先ほどの数字をクリアしてから、別のセルに下3桁の数字を入力しました。

daigo

シート2を見て、お父さん


 そこには確かにお父さんの思い描いた数字が表示されていました。

daigo

お父さん、わかった?


 お父さんは電卓とにらめっこを始めました。そして紙を取り出すと何やら書き込んでいます。ダイゴ君はじっと見守っています。

 いつもと立場が逆転しています。いつもお父さんはこんな気持ちでゲームをしていたんだな、と少しむずかゆい気持ちになりました。

 みなさんは、どうやってダイゴ君が数字を当てたのかわかりますか?

ヒント

  • 思い浮かべた数字に999を掛けています。ダイゴ君が知っているのは、その答えの下3桁です。

イメージ

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