8月のセキュリティクラスタは毎年恒例となっている「セキュリティ・キャンプ」の話題が大盛り上がりでした。この他、大きな動きが2つ。1つ目はいろいろなWebサイトでSQLのダンプファイルが公開されており、企業サイトで情報漏えいが発生したこと。2つ目は大規模な接続障害が発生したことです。一時はDDoS攻撃かもしれないと疑われました。
開始から10年がたち、日本の夏の恒例行事になってきた「セキュリティ・キャンプ」。東京都府中市で8月14日から18日までの間、「セキュリティ・キャンプ全国大会2017」が開催されました。
全国から高い倍率を突破した前途多望な若者が、さまざまなレイヤーのセキュリティに関する講義を受け、実習を行いました。セキュリティクラスタの大人たちがうらやましがる内容です。
2017年はさまざまな分野から自分の興味のある分野の講義を受けるこれまで通りの「選択コース」に加え、1つの分野に集中的に取り組む「集中コース」が加わりました。
これまでは会期が終了するまで参加者のツイートが少なく、キャンプ公式アカウント(@security_camp)の独壇場でした。2017年は方針の変更があったのか、それとも休憩が多くなったのか、例年に比べてキャンプ中にもツイートする参加者が多かったようです。見守っている側としてはありがたい変化です。
キャンプの後には講義資料とたくさんの参加レポートが公開され、ツイートされていました。読むだけでキャンプの内容が把握できるだけでなく、キャンプに参加した気分も味わえます。どの講義もレベルが高く、付いていくだけで大変だった人も多かったようです。
セキュリティクラスタには、セキュリティ・キャンプの過去の参加者や関係者も多く含まれています。キャンプに参加した若者も2017年の参加をきっかけに、セキュリティに関するツイートをたくさん発信してくれるようになるとうれしいですね。
キャンプに参加したいという大人もたくさんいるようです。協賛企業になればよいそうなので、自社の社長に直談判してみてもいいかもしれません。
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