「Run with persistence」で動作に問題がなければ、ディスクにインストールしよう。ここでは、画面キャプチャーを掲載する都合から、仮想化ソフトウェアの「VirtualBox」にインストールしているが、実際のノートPCなどにインストールする際もパーティション名などが異なるだけである。
PIXELのインストールUSBメモリで起動し、最初の画面で「Install」を選択する。次に、キーボードの言語選択画面が表示されるが、ここではデフォルトの「British English」のままで進めても構わない。「Japanese」を選択しても、キーボード設定が「日本語(PC–98)」に設定される程度で、その後のインストール画面が日本語表示になるわけではない(インストール中、記号などを入力することはないので、「British English」のままで困ることはない)。
次の[Partition disks]画面ではインストール先となるディスクのパーティション設定を順次行う。最初に「Guided - use entire disk」を選択し、次の画面ではインストールするパーティションを、3番目の画面では「All files in one partition」を選び、「Finish partitioning and write changes to disk」を選択後、「Write the changes to disks?」の質問画面で[←]キーで「<Yes>」にカーソルを移動して、[Enter]キーを入力する。
これで選択したパーティション(ディスク)へのインストールが行われる。
さらに[Install the GRUB boot loader on a hard disk]画面では、ディスクにブートローダーをインストールして、PIXELを起動できるように設定する。最初の画面では[←]キーで「<Yes>」にカーソルを移動して、[Enter]キーを入力する。次の画面で、「/dev/sda(PIXELがインストールされたディスク)」を選択する。
[Finish the installation]画面で[<Continue>]を選択し、[Enter]キーを入力すれば、インストールが終了する。PCの再起動が行われ、PIXELが起動する。ただ、この時点では英語表示のままで、初期設定(タイムゾーンやキーボードなど)もされていないので、起動後、順次設定を行う。
現在のところインストーラーが英語表示であること、Windowsユーザーにはあまりなじみがない用語があることなど、少々戸惑うところもあるかもしれないが、インストール自体は選択する項目も少なく、それほど難しいものではない。
インストールが完了したところで、PIXELの日本語化や初期設定を行おう。「Run with persistence」で実行した場合、これらの設定を行うと、USBメモリ上に保存され、次回起動時にはこれらの設定が反映された状態で起動させることができる。
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