ピュア・ストレージ、AIの大規模運用を実現する統合インフラ「AIRI」を発表ディープラーニング向けコンピュータ「NVIDIA DGX-1」を4台搭載

ピュア・ストレージはディープラーニング向け統合インフラストラクチャ「AIRI」を発表した。NVIDIAのDGX-1を4台と、ピュア・ストレージのフラッシュストレージ装置を1台の筐体に収めた。

» 2018年04月06日 10時30分 公開
[@IT]

 ピュア・ストレージは2018年3月27日(米国時間)、ディープラーニング向け統合インフラストラクチャ「AIRI」を発表した。同社では、AI(人工知能)に最適だと主張し、AIの大規模運用を可能にするという。

 AIRIは、ピュア・ストレージとNVIDIAによってソフトウェアとハードウェアの完全統合ソリューションとして設計された。

 ハードウェアは、NVIDIAのディープラーニング向けコンピュータ「NVIDIA DGX-1」を4台と、ピュア・ストレージのスケールアウト型フラッシュストレージ装置「FlashBlade」、「GPUDirect RDMA」に対応した2台の100ギガビットイーサネットスイッチ「Arista」を1つの筐体に収めた。DGX-1は1台当たり、NVIDIAのGPU「NVIDIA Tesla V100」を8台内蔵しており、演算性能は1P(ペタ)FLOPS(Floating-point Operations Per Second)。ストレージ装置は、17TBのブレードを15台内蔵する。アクセス性能は1.5M IOPS(1秒当たりの最大読み書き量)。

 ソフトウェアは、NVIDIAの「NVIDIA GPU Cloud」のディープラーニング用フレームワークとピュア・ストレージの「AIRI Scaling Toolkit」が付属される。ピュア・ストレージによると、これらのソフトウェアを利用することで、AIの活性化にかかる期間を数カ月程度から数時間に短縮できるという。

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