コンパイルに必要なメモリ量が多くなればなるほど、ゲートウェイを通過できる数は少なくなります。つまり、コンパイルに必要なメモリを小さくすることで待ちが発生しにくくなります。
コンパイル時のメモリ量は、結果セットのサイズには関係なく、クエリ自体の長さや複雑さに影響します。そのため、クエリを分割することで、コンパイル時のメモリ量を減らすことができます。加えて、コンパイル時に発生する待ちであるため、ストアドやパラメーター化クエリに変更して、コンパイルの発生回数自体を減らすことも有効です。
SQL Server 2014 CU6以降の場合は、トレースフラグ6498を有効にすることで、ゲートウェイの制限を緩和できます。
ユニアデックス株式会社 NUL System Services Corporation所属。Microsoft MVP for Data Platform(2011〜)。OracleやSQL Serverなど商用データベースの重大障害や大型案件の設計構築、プリセールス、社内外の教育、新技術評価を担当。2016年IoTビジネス開発の担当を経て、現在は米国シリコンバレーにて駐在員として活動中。目標は生きて日本に帰ること。
ユニアデックス株式会社所属。Microsoft MVP for Data Platform(2017〜)。入社以来 SQL Serverの評価/設計/構築/教育などに携わりながらも、主にサポート業務に従事。SQL Serverのトラブル対応で社長賞の表彰を受けた経験も持つ。休日は学生時代の仲間と市民駅伝に参加し、銭湯で汗を流してから飲み会へと流れる。
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