サイバー攻撃をリアルタイムで地図上に表示、カスペルスキーが日本語版を公開A国からB国への攻撃が見える

カスペルスキーはサイバー攻撃をリアルタイムで地図上にアニメーション表示するサイバーマップを公開した。1秒当たりの検知数や、国別の検知状況ランキング、過去の統計データなどをリアルタイムで確認できる。

» 2018年07月31日 11時00分 公開
[@IT]

 カスペルスキーは2018年7月30日、「Kaspersky Cyberthreat Real-Time Map(通称:サイバーマップ)」を日本語を含む10カ国語に対応させたと発表した。サイバーマップは、同社製品が検知、ブロックしたサイバー脅威を、地球儀上にリアルタイムでアニメーション表示するWebアプリケーション。

 カスペルスキー製品が世界中で検知、ブロックしたサイバー脅威を、脅威の種別ごとに色分けしてリアルタイム表示する。地図上で任意の国をクリックすると、その国の脅威検知状況を表示できる他、3D表示と平面表示の切り替えや地図の色の切り替えが可能だ。地球儀を回転させて各地域を拡大表示することもできる。

 表示可能な統計データは、1秒当たりのリアルタイムな検知数や、国別の1日の検知状況ランキング、過去の統計データ。過去の統計データは、全世界と国別、検知名、過去1週間または過去1カ月で切り替え可能だ。

 表示に用いるデータは、同社製品のモジュールが検知、ブロックした脅威をユーザーの同意を得てクランドベースのKaspersky Security Networkで収集したもの。オンアクセススキャン(OAS)、オンデマンドスキャン(ODS)、ウェブアンチウイルス(WAV)、メールアンチウイルス(MAV)、侵入検知システム(IDS)、脆弱(ぜいじゃく)性スキャン(VUL)、カスペルスキーアンチスパム(KAS)、botネット活動の検知(BAD)といったデータを参照できる。

 サイバーマップは同社が2014年4月から提供しており、日本語の他、英語、中国語(簡体字)、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、トルコ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語の9カ国語で利用できる。

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