VMwareとAmazon Web Servicesは2018年8月27日(米国時間)、「Amazon RDS on VMware」を発表した。また、「VMware Cloud on AWS」が2019年第2四半期に大阪リージョンでも提供開始される予定であることも明らかになった。
VMwareとAmazon Web Services(AWS)は2018年8月27日(米国時間)、VMwareの年次イベントVMworld 2018で「VMware Cloud on AWS(VMC on AWS)」の今後の展開を説明、さらに新サービス「Amazon Relational Database Services(RDS)on VMware(Amazon RDS on VMware)」を発表した。
VMC on AWSは当初、2018年中に世界中のAWSリージョンで提供するとされていたが、「2019年中」に変更となったようだ。東京リージョンについては、2018年中の提供開始予定に変更はない。また、2019年第2四半期には、大阪リージョンにおける展開を予定していることが、下の写真における図から読み取れる。
Amazon RDS on VMwareは、データベースのマネージドサービスであるAmazon RDSを、AWSがVMware vSphere上で提供するもの。VMC on AWSではAWSが提供するインフラ上で、VMwareがサービスを提供するが、Amazon RDS on VMwareは逆に、VMwareのインフラ上で、AWSがサービスを提供する。
Amazon RDS on VMwareでユーザー組織は、オンプレミスのITインフラ上で、データベースを自ら管理することなく利用できる。組織は、データベースのプロビジョニング、OSおよびデータベースのパッチ、バックアップ/リストア、スケーリング、モニタリングなどの作業から解放される。
AWS側からは、オンプレミスのアベイラビリティゾーン(AZ)に見える。ユーザーはAWSコンソールから管理が可能。VMware vRealize Operationsによる管理もできる。
Amazon RDS on VMwareはAWSとの連携も特徴。AWSへのディザスタリカバリや、AWS上のAmazon RDSへのリードレプリカの展開もできる。
Amazo RDS on VMwareは、今後数カ月以内に、Oracle Database、SQL Server、PostgreSQL、MySQL、MariaDBを対象として提供開始するという。
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