Googleは、「Cloud Search Connector」の作成を支援する「Cloud Search Connector SDK」と、同社が作成したリファレンスコネクタをオープンソース化して公開した。企業内のユーザーが、企業内のさまざまなデータをGoogle検索のように調べることができるようになる。
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Googleは2019年1月25日(米国時間)、「Cloud Search Connector」の作成を支援する「Cloud Search Connector SDK」と、同社が作成した全てのリファレンスコネクタをオープンソースとして、公開したと発表した。
公開されたSDKとリファレンスコネクタは企業ユーザーに役立つ。Googleの「Cloud Search」を使って、自社の全てのデータを、「Google検索」と同様に高速かつ高精度、直感的に検索できるようになるからだ。
Cloud Search Connectorは、「Cloud Search Indexing API」と企業のリポジトリをつなぐパイプとして機能する。すなわち、コンテンツとアイデンティティーそれぞれのインデックスを作成するために利用できる。エンタープライズデータに対して、サードパーティーが安全な検索サービスを提供するための基本的な構成要素が、Cloud Search Connectorだ。
Cloud Search Connectorを用いることで、企業内の従業員はオンプレミスやクラウド、さらにはSaaSのアプリケーションで検索を行い、仕事に必要な情報を効率良く収集できる。ストレージだけでなく、コラボレーションやERP、販売、サポートなどの各システムが検索対象になる。
Cloud Search Connector SDKは、数カ月前にGoogleのCloud Searchパートナー向けにリリースされた。開発者が使いやすいように設計されており、さまざまな一般的タスク、例えばサービス通信やマルチスレッドAPIオペレーション、トラバーサル戦略、コネクタ構成、エラー処理などに利用できる。Googleが開発したリファレンスコネクタは、さまざまなエンタープライズリポジトリやトラバーサル戦略に対応したSDKの使い方を例示している。
GoogleのパートナーはCloud Search Connector SDKとAPIを使って、次のようなさまざまなサードパーティーリポジトリのコネクタを開発済みだ。
この他、Cloud Search Connectorディレクトリでは、80以上のコネクタが紹介されている。
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