クラウドの基盤として利用するためには、高いスケーラビリティと管理性、そして信頼性を備えている必要がある。ZFS Storage Applianceは、これらを全て満たしたクラウドのためのストレージとして設計されている。
「パフォーマンスとキャパシティーの両面で高い性能を備え、スケールアップにより必要に応じてシンプルに拡張できます。また、Oracle Cloudには専用のゲートウェイ機能が用意されており、ZFS Storage Appliance上のデータをOracle Cloud上に移行したり、あるいはOracle Cloud上のデータをZFS Storage Applianceに移行したりすることが可能です」(佐藤氏)
加えて、ZFS Storage Applianceは独自およびOpenStackに準拠した管理用APIを公開しており、企業が利用するさまざまなシステム管理ツールと統合できる。Oracleの統合管理ツール「Oracle Enterprise Manager」を使い、Oracle Databaseやアプリケーションなどと併せて一元管理も可能だ。
そして何より、Oracle自身がOracle Cloudのサービス提供基盤として活用していることが、ZFS Storage Applianceが“クラウドのためのストレージ”であることを強く証明している。
「Oracle Cloudでは、以前は他社のストレージ製品を利用していました。それをZFS Storage Applianceにリプレースしたことによってストレージ容量を8分の1に削減し、ストレージシステム当たりの仮想環境の数を9倍に高められました。現在は1500P(ペタ)B以上のデータがOracle Cloud上のZFS Storage Applianceで管理され、4000以上のシステム環境で7000万以上のユーザーが利用しています。1日当たりのデータベーストランザクション数は330億以上だといいますから相当な規模です」(迎田氏)
新機能やファームウェアを提供する際には、まずOracle自身がOracle Cloud上のテスト環境で大規模に検証し、問題のないことを確認してからユーザーに公開する。これは自らパブリッククラウドを提供しているOracleだからできることであり、ユーザーにとっては大きな安心材料だといえるだろう。
「Oracle自身がより性能の高いクラウドサービスをより低いコストで提供するために鍛え上げたストレージ製品だからこそ、お客さまにも自信を持ってお薦めできるのです」(佐藤氏)
すでに多くの企業が、ZFS Storage Applianceをプライベートクラウド基盤として活用している。その1社がリコーだ。
「リコー様のプライベートクラウドでは、顧客のオフィスなどで稼働する同社製複合機をリモートで監視/管理するIoT(Internet of Things)サービス『@Remote(アットリモート)』をはじめとするさまざまなシステムが稼働しています。そのストレージ基盤としてZFS Storage Applianceを導入したことで、データベースの容量をHCCにより70%以上圧縮。また、ZFS Storage Appliance上にデータを集約したでデータの活用効率が大きく向上したとのことです」(佐藤氏)
以上、Oracleがクラウドを活用する企業のために提供するストレージ製品、ZFS Storage Applianceの特長を紹介した。クラウドプロバイダーであるOracleが、最高のクラウドサービスを提供するために開発し、自らも使用するZFS Storage Appliance。クラウド時代に最適なストレージ製品を求めている企業は、ぜひご活用いただきたい。
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