Dell TechnologiesとMicrosoftは2019年4月29日(米国時間)、開催中のイベントDell Technologies Worldで、Microsoft AzureにおけるVMware vSphereベースのクラウドサービス、「Azure VMware Solutions」を発表した。
Dell TechnologiesとMicrosoftは2019年4月29日(米国時間)、開催中のイベントDell Technologies Worldで、Microsoft AzureにおけるVMware vSphereベースのクラウドサービス、「Azure VMware Solutions」を発表した。
Azure VMware Solutionsは、VMware Cloud on AWSに似たサービス。Microsoft Azureのデータセンター内のベアメタルサーバに、vSphereやVMware Virtual SAN(vSAN)などからなるVMware Cloud Foundationを自動展開することで、ホステッドプライベートクラウドを提供する。
新ソリューションにより、ユーザー組織はAzureのデータセンターでvSphereを活用できる。また、ネイティブAzureサービスとの統合も進める。Microsoftは、「ネイティブのAzureサービスと統合することで、顧客はAI、機械学習、IoTなどの高度な機能を自社のアプリケーションへ容易に組み込んで、新しいインテリジェントな体験を実現できる」としている。
なお、Azure VMware Solutionsは「VMware Cloudの認定パートナーであるCloudSimpleおよびVirtustreamと共同で開発したMicrosoftのファーストパーティサービス」だという。
MicrosoftとVMwareは、Azure VMware Solutionsで、VMware NSXとAzure Networkingの統合や、特定AzureサービスとVMware管理ソリューションの統合なども検討していくという。さらに、特定AzureサービスをオンプレミスのvSphere環境に提供することも考えているという。後者は例えばAmazon RDS on VMwareのようなものになる可能性がある。
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