国内HCI市場が急成長、利用率は20%超――IDC Japanが調査パフォーマンス向上を望む声も

IDC Japanの調査によると、国内のハイパーコンバージドインフラストラクチャの利用率が20%を超えた。導入企業は処理性能に加えて、運用管理やデータ保護の効率化を重視していた。

» 2019年05月07日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 IDC Japanは2019年4月25日、国内ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)に関する利用動向調査の結果を発表した。それによると、HCIの利用率は20%を超え、いわゆるアーリーマジョリティーへの普及が進んでいるという。HCIの利用意向を示す回答者は65%近くあった。

 HCIを利用する理由として回答割合が最も高かったのは「パフォーマンスの向上」(31.9%、複数回答)。次いで「ITインフラ運用管理の一元化」(28.9%)と「運用管理コストの削減」(28.6%)だった。

HCIを利用する理由(出典:IDC Japan

 HCIを2017年以降に導入した利用者は、運用管理やデータ保護の効率化、ITベンダー数の削減を重視していた。HCIを今後利用する予定だとしている回答者はスモールスタートを重視している。IDC Japanでは、導入時は小規模から始め、必要に応じてITリソースを順次拡張するというHCIの導入スタイルは今後も変わらないと予測する。

ベンダー選びの基準は?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。