2019年6月のセキュリティクラスタは、「オリンピックのチケット抽選と攻撃」「サークルKサンクスのドメインを対象とした高額オークション」「政府の『e-Gov』Webサイトのhttps対応」の他、「入力をサーバに送信するIME」が話題となりました。
企業や自治体などが取得したドメインを使用しなくなくなったため、更新されずに失効する例は珍しくありません。その後、第三者に再取得されてアダルトサイトなどに利用されてしまうケースもあります。ブックマークしているユーザーが新しいサイトにアクセスしたり、検索などでアクセスしたりしてしまうこともあるようです。
こうしたケースが話題となっている中、コンビニエンスストアの「サークルKサンクス」(現在はファミリーマートに吸収合併)が使用していたドメイン「circleksunkus.jp」がドメイン取得オークションに出品され、白熱した落札合戦の様子が話題となりました。
オークションの締め切り前日まではそれほどの高値ではなかったのですが、徐々に高値になり、当日になって300万円、1000万円と上がっていきます。そして最終的には6000万円を超える高値で落札されました。
これに対しては、誰が何に使うのか、どうやって費用を回収するのか、高値のメリットがあるのかというツイートの他、本当に落札費用が支払われるのかと疑問を投げ掛けるツイートもありました。フィッシングに使用されるのではと心配する声も上がっています。それほど費用もかからないのにどうして失効させたのかと疑問を呈するツイートもありました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.