CompTIAのEmerging Technology Communityは「新興テクノロジーTop 10リスト 2019年版」を発表した。第1位はIoTで、2年連続だった。
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非営利IT業界団体CompTIAのEmerging Technology Communityは2019年7月11日、「新興テクノロジーTop 10リスト 2019年版」を発表した。これは、IT企業といったテクノロジービジネスに従事している企業に向けた新興技術のランキングで、短期的なビジネスや経済的機会に応じてランク付けしたもの。
第1位には2018年に続いてIoT(モノのインターネット)が入った。Emerging Technology Communityの調査によると、IoTは新しいビジネスと収益を最も生み出す新興技術だった。
Emerging Technology Communityのリーダーシップグループのメンバーで、無線技術「Chargifi」の戦略的チャネルと事業開発に携わるFrank Raimondi氏は「控えめに表現してもIoTが圧倒的な影響力を持っていることは確かだ。IoTサービスが充実するということは、パートナーにとって、ますます新規事業が増えていくことを意味する」と述べている。
第2位はAI(人工知能)。2018年からランクが1つ上がった。Emerging Technology Communityは「AIはコモディティ(均一)化され、アクセスが容易になり、日常ツールへの統合が進んでいる」としている。Smith.aiの成長と教育分野の責任者でEmerging Technology Communityの副議長を務めるMaddy Martin氏は「AIは、データセキュリティや意思決定のスピードと正確性、従業員のアウトプットなどに関して大きな影響を及ぼす。しかもAIを採用する企業は、はるかに高い効率でリソースを使用できる。何よりも、AI分野での投資と競争が激化するにつれて、コストが削減される」と述べている。
第3位は5G(第5世代移動通信システム)。2018年の5位から上昇した。5Gについて同Communityでは、無線データ通信を利用した作業の効率を高め、より複雑なアプリケーションの開発を促すとしている。
同Communityの議長で、Microsoftのインセンティブ戦略ディレクターパートナー、プログラムデザイン担当を務めるMichael Haines氏は「従来の技術と比べて類を見ないほど、5Gはビジネスに影響を与え、無人運転車のような複雑なソリューションに必要とされる高速で遅延時間の短い無線ネットワークを提供する」と述べている。
第4位以下は次の通りだ。
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