OneDriveの新セキュリティ機能「個人用Vault」に機密性が高い情報を保存するTech TIPS(2/2 ページ)

» 2019年10月10日 05時00分 公開
[小林章彦デジタルアドバンテージ]
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[個人用Vault]フォルダを無効化する

 [個人用Vault]フォルダを利用するつもりがないのであれば、このフォルダ(ショートカット)を削除することも可能だ。ただ、削除するにはWebブラウザでOneDriveにアクセスして設定を行う必要がある(Windows 10のエクスプローラーやOneDriveアプリから無効化することはできないようだ)。

 WebブラウザでOneDriveを開き、Microsoftアカウントでサインインする。OneDriveが開いたら、[個人用Vault]フォルダをチェックし、左上の[削除]をクリックする。ただ、これでは[個人用Vault]フォルダは削除できず、「個人用Vaultを削除できません」という警告ダイアログが表示されるので、[設定に移動]ボタンをクリックする。

 設定を行うには、ID確認が求められるので、[ID確認]ボタンをクリックして、2段階認証による認証を行う。認証が完了すると、個人用Vaultの設定画面が表示される(個人用Vaultのロックが解除された状態の場合、[個人用Vaultオプション]アイコンをクリックして、[個人用Vaultの設定]を選択することで、この画面を表示させることも可能)。

 この画面の「Personal Vaultを無効にする」の[無効にする]リンクをクリックし、表示された確認ダイアログの[無効にする]ボタンをクリックする。さらに確認ダイアログが表示されるので、ここでも[無効にする]ボタンをクリックすると、[個人用Vault]フォルダが無効化できる。OneDrive上の[個人用Vault]フォルダアイコンも非表示になる。

 なお[個人用Vault]フォルダを無効化すると、フォルダ内に保存していたファイルも削除されてしまうので注意してほしい(再び有効化しても、ファイルは復元されない)。

[個人用Vault]フォルダを無効化する(1) [個人用Vault]フォルダを無効化する(1)
WebブラウザでOneDriveを開き、[個人用Vault]フォルダを選択、左上の[削除]をクリックする。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(2) [個人用Vault]フォルダを無効化する(2)
エラーダイアログが表示されるので、ここで[設定に移動]ボタンをクリックする。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(3) [個人用Vault]フォルダを無効化する(3)
個人用Vaultの設定画面が表示されたら[ID確認]ボタンをクリックする。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(4) [個人用Vault]フォルダを無効化する(4)
[次へ]ボタンをクリックする。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(5) [個人用Vault]フォルダを無効化する(5)
[確認]ボタンをクリックして、本人確認を行う。認証方法が提示されるので、指示に従って本人確認を行う。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(6) [個人用Vault]フォルダを無効化する(6)
本人確認が完了したら、個人用Vaultの設定画面に「Personal Vaultを無効にする」項目が表示されるので、[無効にする]をクリックする。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(7) [個人用Vault]フォルダを無効化する(7)
[個人用Vaultを無効にしますか?]ダイアログが表示されるので、[無効にする]ボタンをクリックする。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(8) [個人用Vault]フォルダを無効化する(8)
確認用の[続けますか?]ダイアログが表示されるので、再び[無効にする]ボタンをクリックする。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(9) [個人用Vault]フォルダを無効化する(9)
個人用Vaultが無効化される。
[個人用Vault]フォルダを無効化する(10) [個人用Vault]フォルダを無効化する(10)
OneDrive内の[個人用Vault]フォルダが非表示になる。

無効化した[個人用Vault]フォルダを再表示する

 前述の通り、[個人用Vault]フォルダが無効化すると、OneDrive上から[個人用Vault]フォルダが消えてしまう。再度、有効化するには少々分かりにくい手順を踏む必要がある。

 まずWebブラウザでOneDriveを開き、左上の[歯車(設定)]アイコンをクリックする。[設定]メニューの[オプション]リンクをクリックし、OneDriveのオプション画面を開く。ここで、右上(OneDriveの左側にある)のオプションメニューを開き、[個人用Vault]を選択する。個人用Vaultの設定画面が開くので、ここで[有効にする]ボタンをクリックすると、「パーソナルVaultが元に戻りました」というダイアログが表示されるので、[OK]ボタンをクリックする。

[個人用Vault]フォルダを再表示する(1) [個人用Vault]フォルダを再表示する(1)
WebブラウザでOneDriveを開き、[歯車(設定)]アイコンをクリックする。[OneDriveの設定]メニューが表示されたら、[オプション]をクリックする。
[個人用Vault]フォルダを再表示する(2) [個人用Vault]フォルダを再表示する(2)
[ストレージの管理]画面が開くので、左上のメニューアイコンをクリックする。表示されたメニューで[個人用Vault]を選択する。
[個人用Vault]フォルダを再表示する(3) [個人用Vault]フォルダを再表示する(3)
個人用Vaultの設定画面が表示されたら、[有効にする]ボタンをクリックする。
[個人用Vault]フォルダを再表示する(4) [個人用Vault]フォルダを再表示する(4)
[OK]ボタンをクリックすると、個人用Vaultが有効化される。
[個人用Vault]フォルダを再表示する(5) [個人用Vault]フォルダを再表示する(5)
OneDrive内に再び[個人用Vault]フォルダが表示される。

 OneDriveを開くと、[個人用Vault]フォルダ(ショートカット)が再び表示されているはずだ。フォルダをクリックすると、2段階認証による本人確認が求められる。

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