IBMは、「グローバル経営層スタディ『Build Your Trust Advantage:信頼による卓越』」を発表した。それによると、顧客からの「信頼」を得て、データそのものを「信頼」しつつ、エコシステムでデータ流通に対する「相互信頼」を形成できている企業がDXをけん引していることが分かった。
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IBMは2019年12月2日、世界98カ国20業種の経営者1万3000人以上を対象にした、事業や経営のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた投資や活動の内容に関する調査「グローバル経営層スタディ『Build Your Trust Advantage:信頼による卓越』」を発表した。今回が20回目になる。
IBMは「今回の調査によって、業界を問わず、『顧客からの信頼』を得て、『データそのものを信頼』しつつ、『エコシステムでのデータ流通に対する相互信頼』を形成できている企業がDXをけん引していることが分かった」としている。同社は、そうした企業の経営者を「Torchbearer」(先導者)と名付け、その先導者の観点からデジタル時代に求められるリーダーシップの在り方を分析した。
IBMによると、先導者には次のような4つの特徴があるという。
IBMは、前述の「顧客からの信頼」を獲得するには、顧客データの取り扱いが重要であることを先導者は認識していると説明している。具体的には、顧客データの取り扱いに関する透明性を確保し、説明責任を果たした上で、顧客データによって得られる価値を顧客と企業の双方が享受できるようにする必要があることを認識しているという。
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