ビッグローブは「悪天候時の出社に関する意識調査」の結果を発表した。悪天候時に出社したことがある従業員は約6割で、その理由は「当然だと思ったから」が最多。会社側は、「無理に出社をしなくてもいい」との考えが96%を占めた。
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ビッグローブは2020年1月28日、「悪天候時の出社に関する意識調査」の結果を発表した。東京23区に電車で通勤する20代〜50代の男女1000人を対象に、交通機関に影響が出るような台風や大雨、大雪といった悪天候の際の出社に関する意識を調べた。それによると、悪天候時に出社したことがある人は約6割で、その理由は「当然だと思ったから」が最も多かった。
詳細に調査結果を見てみると、交通機関に影響が出るような悪天候時に出社したことがあるかとの問いに対して、「出社したことがある」と回答した割合は62.1%、「天候が回復してから出社した」は15.5%で、「出社したことがない」は22.4%だった。
悪天候時に出社したことがあると回答した人に通勤時間を聞いたところ、通常時の平均53.6分に対して、悪天候時は平均102.3分と、2倍近くの時間がかかっていた。
悪天候時に出社した理由としては、「どうにかして出社するのが当然だと思ったから」が最も多く、32.6%を占めた。この理由は、年代別では50代が突出して多く、44.1%に達した。30代では「重要な仕事があったから」が最も多く、35.8%が回答した。他には、「上司や同僚が出社するだろうと思ったから」が全体の22.5%だった。
一方の悪天候時に出社したことがないと回答した人に、そのときの業務への影響を聞いたところ、「日程を調整するなどして支障はなかった」との回答が最も多く、54.7%を占めた。他にも、「在宅で通常通りに仕事ができた」が17.8%、「会社にいるときよりも自宅で効率よく仕事ができた」が5.6%あり、8割近くが業務に差し支えなかったようだ。ただし、「休業したことで機会損失があった」(8.4%)や、「顧客・取引先から苦情があった」(1.4%)など、業務に影響があったとの回答も1割程度を占めた。
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