Gartnerは、企業がデータを分析、活用する上で考慮すべき2020年のデータおよびアナリティクス技術の10大トレンドを発表した。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
Gartnerは2020年6月22日(現地時間)、2020年のデータおよびアナリティクス技術の10大トレンドを発表した。
Gartnerは、データとアナリティクスの担当リーダーが、企業が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行を乗り越えて、ビジネスの回復や改革を加速できるよう支援するには、以下の10のトレンドを踏まえる必要があると述べている。
2024年末までに企業の75%が、試験的に進めてきた人工知能(AI)の展開をオペレーション化する見通しだ。これに伴い、ストリーミングデータおよびアナリティクスインフラが5倍に増加すると予想されている。
機械学習(ML)、最適化、自然言語処理(NLP)などのAI技術が、新型コロナウイルスの感染拡大や、対策の効果や影響に関する重要な洞察や予測を提供する。
強化学習や分散学習のようなスマートAI技術も、複雑なビジネス状況に対応するための柔軟な適応型システムの構築に貢献する。
拡張アナリティクスやNLPの利用により、自動化、コンシューマー化されたエクスペリエンスを提供する動的なデータストーリーが、ビジュアルなポイント&クリック型のオーサリングとデータ探索に取って代わる。これによってユーザーが、事前定義されたダッシュボードを使う時間が減少する。
2023年までに大企業の33%が、意思決定モデリングなどの意思決定インテリジェンスを実践するアナリストを起用するようになる。意思決定インテリジェンスは、意思決定管理や意思決定支援などの分野を統合し、データとアナリティクスのリーダーによる意思決定モデルおよびプロセスの設計、モデリング、整合性確保、実行、モニタリング、調整を支援するフレームワークを提供する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.