「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0」を経済産業省と総務省が公表企業の担当者が注意すべき「要件」と「重要項目」

経済産業省と総務省は、「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0」を公表した。企業が社会からの信頼を獲得するためのプライバシーガバナンスの構築に向けて取り組むべきことを取りまとめた。

» 2020年09月01日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 経済産業省と総務省は2020年8月28日、「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0」を公表した。これは、両省が2020年7月に取りまとめた「DX企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0」に対し、2020年年7月29日〜8月12日の間に応募があった60件の意見を反映し、タイトルを変更したもの。

「Society 5.0」時代の企業の役割

 米国の連邦取引委員会法(FTC法)第5条や、EU(欧州連合)のGDPR(一般データ保護規則)のように、世界的にセキュリティやプライバシー保護が進む中、国内企業にも海外で求められる規制への対応が必要になっている。一方、最近のビジネスモデルの変革や技術革新は著しく、経済産業省と総務省は「イノベーションの中心的役割を担うDX企業はイノベーションから生じるさまざまなリスクの低減を、自ら図っていかなければならない」と指摘する。

画像 プライバシーは取り扱う情報や技術によって変化する(出展:総務省

 例えば、個人情報保護法を順守していても、差別や不利益、不安を与えるとの批判を受けて、企業の存続に関わるような問題に発展してしまうケースがある。公表したガイドブックは、企業が社会からの信頼を獲得するためのプライバシーガバナンスの構築に向けて取り組むべきことを取りまとめた。

企業の担当者が注意すべき「要件」と「重要項目」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。