Microsoftは「Azure」の新機能を複数発表した。これらの機能は、リモートワークや事業継続、コスト削減、クラウドのスケーラビリティとパフォーマンスの活用、ハイブリッド/マルチクラウド環境でのイノベーション展開を支援する。
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Microsoftは2020年9月23日(米国時間)、「Microsoft Azure」を利用する顧客のコスト削減や効率向上、幅広い環境でのイノベーション活用を支援するAzureの新機能を多数発表した。
Microsoftは、リモートワークや事業継続を効果的に進める際に役立つ次のような新機能を発表した。
「Azure Virtual WAN」ハブにおける「Cisco SD-WAN」のネイティブサポート(プレビュー版)
SD-WAN(ソフトウェア定義型の広域ネットワーク)を利用して、既存の投資やスキルを生かしながら、ネットワークパフォーマンスを改善できる。
「Azure Load Balancer」のグローバル負荷分散機能(プレビュー版)
複数リージョンにわたるデプロイにおいてレイテンシを基にトラフィックを分散したり、各リージョンについて冗長性を確保したりして、アプリケーションのアップタイムを向上できる。
「Windows Virtual Desktop」の新機能(間もなくプレビュー版をリリース予定)
「Microsoft Endpoint Configuration Manager」を用いた「Windows 10」マルチセッションのサポートにより、物理デバイスと同じ方法で仮想デスクトップを保護、管理できる。「Azure Monitor」の統合により、関連する全てのモニタリングテレメトリーを収集するワークブックを利用したり、高度な可視化機能を用いて、問題を迅速に特定してトラブルシューティングしたりできる。さらに、MSIX形式のアプリケーションのアタッチ機能がAzureポータルに統合される。これによりWindows Virtual Desktopでこのポータルから数クリックでアプリケーションレイヤーを追加できるようになる。
「Azure Backup Center」(プレビュー版)
大規模なデータ保護のモニタリングやオペレーション、ガバナンス、最適化が可能になり、全体をAzureポータルで一貫して管理できる。Backup Centerは、バックアップ関連の各種操作を集中してトリガーできるアクションセンターでもある。
Azure Backupによる「Azure PostgreSQL」のバックアップサポート(プレビュー版)
Azure PostgreSQLデータベースを長期にわたって保持できる。
Azure BackupによるSQLと「SAP HANA」バックアップのクロスリージョンリストア機能(プレビュー版)
バックアップデータをセカンダリーリージョンからいつでもリストアできる。
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